新年度

楽しかった春休みもあっという間に終わり,来週からは早や授業開始という。3日に行われた入学式の学長告辞に,自由についてのお話しがあった。責任を伴う近代的な「自由」は,これを日本にもたらした西欧にとっても自明のことではなかった(エーリヒ・フロムに「自由からの逃走」というタイトルの著書もあるように)。自由は西欧の問題意識と片付けるべきではなく,現代を生きる一人ひとりがこれに向き合うに値する。自由の実現には,これのもたらす孤独に耐える必要がある(「逃走」しないこと)。大学生活においては,この孤独に耐え,確かな論理と倫理に基づいて自ら考える力を養っていただきたい,このような内容だったように思う。

よし,頑張ろう。大いに発奮して自室に戻り,書棚を見上げる。

いつもはほっとさせてくれるDie Maus 君。ぐうたらな我が身を見るようで今日は少し恥ずかしい…。しかし今年はとなりのR.B.ブッコロー君がそんな我が身に発破をかけてくれている。