くらしのこよみ

久しぶりにうつくしいくらしかた研究所のアプリ「くらしのこよみ」を開けると「仲春 – 啓蟄 – 蟄虫啓戸 すごもりとをひらく」(3月5日~9日頃)と出ていました。表紙は高木春山の『本草図説』から「トノサマガエル」。ぴょおんと飛び跳ねる姿が楽しい。

季節の句は「大試験今終わりたる比叡かな」。作者は五十嵐播水(ばんすい)。春に行われる大きな試験を終え清々しい気分で比叡山を眺めている情景と解説されていました。試験を終えた眼前になおそびえる学究の峰。数日前には全国の国公立大学の入試の前期合格発表が始まったというニュースがあったばかり。いよいよ卒業シーズン,そして新年度が始まる。

くらしのこよみ」は,二十四節気七十二侯を旬の魚や野菜,季節のたのしみ・習慣などの解説と美しい写真で読むことのできる優れもの(iPhone / iPad / Android)。およそ5日ごとに更新されますが,一年分をまるまる購入してオフラインで読むこともできます。書籍版も出ているようです。