今日は入学式だった。午前と午後のうち午前の部に出席。「愛するイエスよ,われらここに集いて BWV 706」のオルガン演奏で始まる。聖書(フィリピ4:7)の朗読と祈祷に続き,院長の式辞。今日から施行される改正民法に触れ,大人になることについて,わかりやすく語りかけられた。マタイ7章の「求めなさい。そうすれば,与えられる。探しなさい。そうすれば,見つかる。門をたたきなさい。そうすれば,開かれる」を引いて,「西南の門は皆さんに開かれました。どうぞ求めてください。探してください」と促す言葉に感銘を受ける。続く学長の告示もマタイ7章の聖句を引用,問い続け,探求し続けることの大切さを説かれた。
これに応えて登壇した新入生代表。あいみょんさんの「恋をしたから」の歌詞「当たり前なんてものはなくて/いつか失うこともあるわけで/その上で貴方を見つけたこと/運命に感じていたよ」を引用しながら,「当たり前」に思われていた日々の「ありがたさ」を痛切に学んだコロナ禍だったと高校時代を振り返り,これからの学生生活を1日1日大切に生きてゆきたい,と表明。地に足の着いた,地味ではあるが滋味のある等身大の言葉に共感する。新学期。学生諸君の問いに寄り添う日々が新たに始まる…。
部屋に戻り,ふと Die Maus くんを見遣る。ぼーっとしてちゃだめな気がしてきた。(笑)